【保存版】知らないと危ない目に! 自分の身の守り方

最近は日本でも目・耳を疑う事件が連日ニュースを騒がせています。「自分の身は自分で守る」という意識は海外のみならず、日本でも重要な時代です。「海外はキケン」という人もいますが、日本は安全かというとそうでもありません。自然災害や事件、テロなどは予測不可能なこと。

とはいえ、知らない土地にいくのですから、その土地での常識ぐらいは覚えておきたいものです。以下のようなことは海外だと当たり前のことですが、比較的キケン意識の低い日本人は心して覚えておいてほしいと思います。

電車で居眠りしない!

貴重品の入ったバッグを持ったまま居眠りをするのは、海外の人から見ると信じられないのだそうです。わたくし坂口も、留学した時にスクールバスでいつも寝ていましたが、ふと気づくと周りの人がちらちらこちらを見て、クスクス笑っていました。

スクールバスだし、学生しか乗っていないようなバスでもNGなのですから、公共の地下鉄やバスなどはいわずもがな。「寝ているのでどうぞ盗ってくださいね」と言っているようなものだそうです。

バッグはチャックでしまるもの

日本ではトートバッグのようなデザインをよく見かけますが、そういえば海外ではそんなデザインはあまり見かけません。多くの人はリュックを使っていますし、ハンドバッグの人でも、きちんとチャックが閉まるものがほとんど。

また、肩からかけるのではなく、体に斜めがけをしているのも特徴です(ひったくりに遭いづらい)。バッグの種類のみならず、持ち方も重要。車内などの人混みでは、リュックも体の前で持ちます。日本でも「体の前で持つように」と言われますが、日本の場合は満員電車で邪魔だから。一方海外では、「後ろだと盗られても気づけないから」です。

「ブランド物を持つ=狙われる覚悟」ということも基本として覚えておきましょう。

携帯電話はできるだけ人前で使わない

日本であれば「スマホで地図を見ながらウロウロ……」なんて当たり前の光景ですが、海外でそんなことをしていると、遠くからスリにチェックされてしまいます。あとをつけられ、カフェで一息している時にさっと持っていかれることも。

どこかへ向かう時は、人目のないところで行き方を確認。どうしても地図で確認するときは、道の真ん中でスマホを眺めたりせず、ストリートやお店の片隅などでそっとみるのがベストです。

電車で長距離移動の時は、スーツケースに南京錠

海外の電車には、スーツケース置き場があります。なぜかあそこだけはみんな無防備においていますが、念のため、柱にワイヤー状の南京錠をかけておければ安心です。同様に、ホテルやシェアアパートなどでは、スーツケースを常にロック。パソコンなど、持ち歩かないものはスーツケースに入れてロックをし、自己責任で管理しましょう。

もちろん貴重品を預けられる/金庫がある場合はきちんと活用してください。

現金を多く持たない

そもそも世界では、キャッシュレスが急速に進んでいます。治安うんぬんというよりも、単純に「現金が使えない」お店も。日本を発つときに3-5万円ぐらいは換金してもよいですが、あとは現地でクレジットカードのキャッシングなどを利用するという手もあります。

キャッシングは毎回手数料がかかりますが、安全を買うと思えば安いものです。

車に荷物を放置しない

日本でも車上荒らしはありますが、海外は結構頻繁にあります。車内にバッグを置いて出かけるなんてことはもってのほか。見えるところにバッグを置いてその場をはなれるということは、「ここにバッグあるからね」と泥棒に教えてあげているようなものです。

どうしても荷物を置いていくなら座席の下など、見えないところに隠してください。

声をかけられたら無視してOK

道を歩いていると、「Excuse me(すみません)」とか「Konnichiwa!(コンニチワ!)」などと声をかけてくる人がいます。大抵の場合、お金を下さいという人か、何か企んでいる人かのどちらかです。

「コンニチハ!」などという人は絶対に相手にしないように。気を引いている間にサイフを狙っているか、最悪の場合はどこかに連れていかれるということもあるかもしれません。

「今日食べるものがありません。お金を下さい」という方を無視するのは気がひけますが、そこは無視してかまいません。海外ではそういう方のための救済施設もそろっていて、声をかけてくる人の中には、そのお金でお酒やドラッグを買おうとしたりしていることもあるのだそう。(救済施設ではもちろんそんなものは手に入りませんので、現金が必要になるというわけです)

寄付は、教会やきちんとした団体にするのが良いでしょう。

夜のバーでは特に気を引き締めて

オトナが海外にいくなら、夜の街もちょっと楽しみたいものですよね!その場合はもちろん十分に気を付けて。現金は最小限にし、財布、靴の中、内ポケットなどに分散してもっておきましょう。支払いをする時はどこに現金を隠してあるかがわからないよう、さっと出して。

身を守るため、酔っ払わないようにするのも大切です。調子に乗って飲み過ぎないように。また、いつもは酔わない人も、時差ボケなどで体調がおかしくなり、酔いやすいことがあります。いつも以上に控えめに飲むのが安全です。

最近は、飲み物に薬を入れて酔わせるという事件もあるそうです。自分の飲み物から目を離さない、見知らぬ人におごってもらわないなどということも気を付けましょう。

タクシーは助手席に座らない

1人でタクシーに乗るときに、「前に乗って話し相手になってよ」「前に座って!」と言われることがあります。タクシーは後部座席に乗るのが当然。

言葉がわからなくて、促されるままに前に座らされそうなときは、「Sorry! I will take another taxi.(他のタクシーにのるわ!ごめんね!)」と言って立ち去ってください。前に座らせようとするドライバーは信用してはいけません。

NO!と言ってもいい!

タクシーの例でもそうですが、「結構です」「いりません」と断ることは何も気を使うことではありません。日本では断るのは申し訳ないという気持ちになりますが、海外ではNOを言うことが大切。「どうしよう…汗」「そうは言っても…」などともじもじしていたら、相手のペースにのせられて、危険な目に遭うことも。

自分の身は自分で守る。きちんと「No, thank you.」と言えるようにしてください。

事前にできる準備をしておく

1.海外旅行保険はマスト。

スリが横行している海外では、盗難補償に入っておくと救われることも多々あります。通院や怪我などに関する補償はマスト。あとできれば、飛行機の遅延をカバーするオプションをつけておくのもよいですね。

2.たびレジ登録

たびレジ」に登録しておけば、日本の外務省や現地の大使館から、登録したメールアドレス宛に情報が届きます。例えば旅先の観光地で事件が起こった時。自然災害が向かってきている時。交通規制があるとき。

海外ではニュースを見ても、何を言っているのかがわかりませんし、駅のアナウンスなども聞き取りづらいことが多く、情報が得られにくいことが想定されます。

そんなとき、たびレジに登録しておけば随時情報が届いて安心。事件の進行状況や規制の有無なども発信してくれるので、現地での行動を検討する際に、かなり役に立ちます。

たびレジ - 外務省

3.緊急連絡先を一覧に

コピーをいろんなところにいれておく。1枚は常に持ち歩くバッグの中へ。携帯を亡くした時の連絡先、クレジットカードの連絡先、大使館やホテルの連絡先など、あらゆることを想定したものをつくります。

その一覧は日本にいる家族にも一部渡しておきましょう。

4.携帯電話のバックアップ

携帯電話の写真などは、渡航前にパソコンにうつすか、バックアップをとってください。携帯はとられても保険で新しいものを購入することができますが、写真はなくなると戻ってきません。

万が一の時は警察へ。

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