スリにあったら警察へ!「盗難証明書」で必要な英語集

2018/11月更新

どこの国に行くときも「スリには遭うもの」という覚悟で、できるだけの準備をして行ってください。スリにあったらするべきことをまとめましたので、心配な方はこのページを印刷して留学に持っていってください。

①クレジットカードの盗難はすぐカード会社に連絡

渡航前にすること:カード会社の緊急連絡先をメモしておきます。
カードを盗られたら、それ以上悪用されないように、カードをとめてしまいましょう。
そうなったときのために、予備のクレジットカードを持っていくと安心です。
2枚持っていく場合は、1枚は財布に、もう1枚はアパートでスーツケースにロックをかけ手保管する等、別の場所においておきましょう。

②携帯電話をとられたら回線をストップ

渡航前にすること:携帯ショップで「すられたときはどうやって回線を止めたらいいですか?」と確認するのが一番安心です。
そして万が一の時は緊急連絡先に電話をして回線を止めましょう。
iPhoneの方は、「iPhoneの位置を探す」というiCloudでのサービスがありますので、そこをチェックしてみるのも一つの手。
携帯電話がONになっていれば、今どの辺にあるかを知ることができますので、捜索のヒントになり得ます。

③警察に行って「盗難証明書」をもらう

いずれにしてもスリにあったら警察に届け出をします。
もし海外旅行保険で「盗難の補償」もカバーされていれば、補償が受けられるかもしれません。
あらかじめ、ご自身の入っている保険が盗難をカバーしているかどうかは確認し、こちらも緊急連絡先を確認しておきましょう。
証明書を出してもらうために、身分証の提示が求められる場合があります。
パスポートと学校が発行した学生証などを持参しましょう。
「ポリスレポート」と呼ばれる書類に記載しますが、全て英語ですので、以下を参考になさってください。

警察に行ったら、まずは受付で来た目的を伝えます。
My phone / wallet / credit card was stolen.(私の携帯 / 財布 / クレジットカードが盗まれました)
It happened at “ABC” restaurant. (ABCレストランで起こった事件です)
I’d like to have a theft certificate.(盗難証明書を発行したいのですが。)

以下、携帯電話をマルタで紛失された方が警察での手続きレポートを下さいました。
2018/11月現在

『今日、警察に行ってきました!ものすごく簡単に紛失届がもらえました。15分くらいでサクっと済み、拍子抜けです。質問されたことは以下の通りです。

・無くした日の日付と場所
・マルタでの宿泊先
・日本の住所
・IMEIの番号 (携帯の箱などに書かれてある個体識別番号)
・携帯電話の特徴、カバーなど
・携帯電話の電話番号

という感じです。警察の方がシステムに入力して、証明書が印刷されるという流れでした。』

④盗難証明書の書き方

もちろんすべて英語で書くことになりますので、電子辞書などを持参するとよいでしょう。以下は参考までに、多くの場合聞かれる事項を記しておきます。

Name:名前を書きます
TEL: 連絡のつく電話番号。
現地の携帯を持っている方は、その番号と日本の番号をどちらも書いておきましょう。
Nationality:国籍  Japaneseなど、パスポートに書かれている通りに記載。
Occupation:職業  留学中ならStudentでよいでしょう
Married or Unmarried:既婚か未婚かを選んで記載
Home Address:これは日本で住んでいる住所です
Local residence:こちらは学校の住所ですので、警察に行く前にこれは調べていきましょう
Stolen residence:盗まれたもの  iPhone 7Plus, 6G Apple できるだけ詳しく書きましょう。
シリアル番号などがわかれば、それも書くとよいでしょう。
Approximate amount of stolen thing:盗まれた物のおおよその値段  100,000Yen
A stolen place:盗まれた場所  レストランやお店なら名前でよいですが、道端など、わからない場合は地図であらわしたり、グーグルマップで検索して住所を出すとよいでしょう
Time stolen:盗まれた日時
Stolen situation:盗まれたときの状況 Someone opened my bag and stole it and I didn’t notice that. (気づかないうちに、カバンを開けて盗んだようです)
Appearance of the criminal:犯人を見て容姿がわかればわかる範囲で書きます。
分からない場合は I didn’t see the person,(私はその人を見ていません)などと書きましょう。

⑤渡航前にしておきたいこと

・重要なデータは別の場所に移動し、バックアップを取る。
特に個人情報やパスワードを記載したメモなどは残さないように。ロックをかけておくことも必須です。
・携帯電話やパソコンの中でしか管理できていないパスワード、連絡先情報、地図、スクリーンショットなどは必ず手帳などにメモを写しておきましょう。重要な書類を携帯電話のスクリーンショットで保存していて、携帯電話がスリにあったら大変です。最悪携帯電話がなくてもよいようにシュミレーションして準備してください。いつもグーグルマップを使っている人は携帯がなくなると地図がみられませんから、予め紙の地図を用意すると安心です。(現地でもよいですが、日本で用意すると地図が日本語なので読みやすいです)
・携帯電話の個体識別番号(IMEI)やiPad、パソコンの品番・個体番号を控えておく
警察で聞かれることがあります。
・必ず保険に入ること
スリや盗難は高頻度で発生しますが、保険に入っていればある程度補償されますので安心です。

⑥携帯電話は自動バックアップの設定ができる

スマートフォンなら、インターネットにつながるたびにバックアップをとる仕組みなどが利用できる場合があります。携帯はとられたら回線を止めればよいですし、保険で補償がきくことがおおいのですが、意外と一番ショックが大きいのが「留学・旅行中にとった写真が全部なくなること」なのです。

常にバックアップがとられていれば、そんな心配もありませんね。
それができないなら、毎日撮った写真を夜、自分のパソコンメールに送っておけば良いかもしれません。