
日常会話ができるようになった人でも、
「いつも同じ表現ばかり使ってしまう……」という悩みを持っている人は多いものです。
誰でも通る悩みですが、自分の目的にあった方法で解決してきましょう!
英会話の表現力・ボキャブラリーの増やし方
メールなどの「書き言葉」を学びたければ洋書や新聞を読む、会話で使える表現を学びたければ「洋画」や「海外ドラマ」などから聞こえてくる表現を書き留めていく、というように、まずは自分の目的によっても勉強方法はことなります。
いつもメモ帳を持ち歩き、書き込んでいく
できればいつも手元においておけるサイズのメモ帳を用意し、そこに気になる単語を常にメモをする癖をつけてください。個人的には、単語帳や単語テキストを片っ端から覚えていくよりも、洋画や本など、その「シーン」と共に覚えると、実際に使う場面とリンクするので表現のもつ雰囲気をあわせて身につく気がします。
たとえば、英単語テキストで「congratulation 」を調べたとしましょう。
congratulation (con・grat・u・la・tion)
名詞(不可算) 祝い,祝賀,慶賀.
名詞(複数形で) 祝辞
等と書いてあるでしょう。
長い単語だし、どんな時に使えるのかがわからないかもしれません。
一方これが洋画やSNSの投稿などで出てくると、「そういう時に使うのか」と一発で理解できます。
単語を調べたときには関連表現も一緒に調べる
せっかく単語を調べるのですからそれと一緒に使える表現も仕入れておきましょう。
congratulationを調べたときに、わかりやすい例文があれば、一緒にメモしておきます。
また、Googleで調べると、
・congratulation 意味
・congratulationとcongratulationsの違い
・congratulation以外の表現
などいうページが沢山出てくるでしょう。全部見なくてもいいですが、上から3つぐらいはさっとみてみて、「へ~」と思う情報があれば、メモ帳に記載しておくとよいですよ。
音声も調べて口に出して発音してみる
単語を覚えても、発音がわからなければ使えません。また、使えない単語は聞き取れないため、やはり「発音してみる」ことは重要です。
巻き戻しができる洋画などなら何度も見てみることができますが、そうでない場合はGoogle音声検索やWeblio辞書などを使って、発音をマスターしておきましょう!何度も口にしておくことで、いざつかうときに口が覚えているものです。
Weblioは「発音を聞く」マークをクリック。
なお、それぞれのサイトによって発音が少しずつ異なります。アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなど、英語圏でも発音が色々あるので、「正解」にこだわらず、色々な発音があるものだという認識を持っておくとよいですね。
Googleを活用!自分で「発音テスト」する方法
実際につかってみるまで、自分の発音があっているのかどうか、通じるのだろうか?と心配ですよね。そんな時もGoogle検索が役立ちます!
赤枠のスピーカーマークをクリックすると、発音を聞くことができますが、青枠のマイクをクリックして単語を音読すると、Googleがそれを聞き取ってくれるので、発音の練習をすることができます。
最近のGoogleは多少、大目に見てくれることが多いのですが、ちゃんと発音をしないと聞き取ってくれないことも。Googleさんを練習相手に活用しましょう!
おめでたいニュースを聞いた時につかう「congratulation」
せっかくなので、congratulation の使い方を学んでおきましょう。
たとえば「昨日結婚しました!」というシーンでは、「Congratulations!(おめでとう!)」と一言いえばそれでOK。他にもいろいろな表現を付け加えることができます。赤字の部分に注目。まず祝辞を述べるときには「s」がつくこと、「~おめでとう」というときには「on」が続くことがわかります。
また、wonderfulの代わりにつかえる単語もたくさんあり、これは日ごろの会話でも役立ちそうです。
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Congratulations on your weddding! Hope you both have a wonderful day.
ご結構おめでとう!素晴らしい日になりますように。
Congratulations! I hope you have an amazing day.
おめでとうございます! (驚くべきような)素晴らしい日を過ごされますように。
Have a fabulous day. Huge congratulations!
ステキな日を過ごしてね!大きな祝福をこめて!
Have an absolutely incredible day! So happy for you!
超すばらしい日を!!私もうれしいわ!
Have a wonderful day. God bless you both.
素晴らしい日を過ごしてください。神のご加護がありますように。
※God bless youはキリスト教的な言い回しで、敬遠する人もいるかもしれません。が、よく使われる表現です。
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意識していつもと違う表現を使ってみる
こうやってみると、congratulationsと一緒に使う表現は色々あります。
つい「Have a great day」など、いつも良く使うものばかり連発してしまいますが、上記のように同じような表現を調べておくことで、次同じようなシーンに出くわしたとき、
「前に調べた単語があったな」
「fabulous を使ってみようか」
などと考えを巡らせることができますよね。
事前に調べていることで引き出しがありますから、あとは思いだせばよいだけ。
「単語を覚えなきゃ!」といやいややるのではなく、好奇心をベースに進めると勉強も楽しくなりますよ★