税関の持ち物検査で困らないための注意事項
2016年に起こったアメリカ9.11テロ以降、手荷物の取り締まりが厳しくなっています。
航空会社により異なり、超過すると6000~10000円の超過料金が加算されますので委託する荷物の重量はきちんと量って準備しましょう。
海外に行くのは久しぶりという方は特に、手荷物にいれる液体の持ち運びにご注意を。
1.機内持ち込み手荷物にいれる液体は規定サイズのビニールに
・国際線を利用する場合、1つ100ml以上の液体は手荷物にいれることができません。
・20センチ×20センチのジッパー付きビニール(マチなし)1つにすべておさめること
・上記ビニールは一人一つ
必ずこれらのルールを守ってください。もしこれ以外のものがあると、手荷物検査のときに没収されてしまいます。
「100ml」というのはボトルの大きさを表します。もしこの中に20mlしか入っていなくても「100ml」とみなされますので、20mlのものはそれ相応の小さな容器を買って入れ替えることが必要です。
国土交通省発表の「よくある質問」を参考にしてください。
液体持ち込み制限 よくある質問
2.ペースト状のものも液体とみなされます
少し長めに留学をするとなると、日本食が恋しくなるのではないかと考え、日本の調味料を持って行く方が多いのですが、その中で以下のようなものは「液体」とみなされますので手荷物にいれる際はご注意ください。もちろん化粧品などの日用品も、液体・ペースト状・クリーム状のもの、缶詰やスプレー缶なども対象です。
・味噌やわさびなど
・カレーなどのレトルトパック
・つぶあん/こしあんなどの缶詰
・虫刺されや化粧水、髪用などの各種スプレー缶
・日焼け止めや乳液、ハンドクリームなどのクリーム状のもの
・ジェルのリップクリームや歯磨き粉などペースト状のもの
・リキッドファンデーション、リップグロス、マニキュア、リキッドアイライナーなど
・化粧水、液体薬、コンタクト保存液、
「機内で食べよう!」と思って買っていたプリンがダメと言われたことがありました・・・。
(もったいないのでその場で食べました!)
詳細は公的機関が発表している一覧をご確認ください。(2016年9月現在)
量的制限の対象となる液体物のリスト – 航空局
液体物の持ち込みについて(成田空港)
3.20cm×20cmに入らないものはすべてスーツケースへ
長期留学となると20×20にはおさまらないものですが、ご心配は不要です。
制限があるのは機内に持ち込む「手荷物」だけで、「スーツケース」にいれれば大丈夫。
飛行機の中で使いたい化粧水や洗顔フォームは小さいボトルに入れ替えて持ち込みましょう。
私は一度ハンドクリームを没収されてしまいました・・・。
4.水は免税エリアで買いましょう
手荷物検査など全てを済ませ、免税エリアまでくれば一安心。水などのペットボトルは免税エリアで購入しましょう。手荷物検査の前に買ってしまうと没収されてしまいます!
また、免税エリアでも、行く国のルールによって量が決まっていますので、例えば香水を大量に買っても許可されている量以外は没収されます。
5.カッターナイフなど刃物は小さくてもNG!
手荷物にはナイフなど刃物をいれておかないようにしてください。逆に、ライターは会透けるスーツケースにはいれてはならず、手荷物に入れる必要があります。ライターは1人1つなので、いつもスペアを複数持っているという人はご注意ください。
ちなみにこれらの規制は国際線のみですので、国内旅行の際はこのような制限はありません。
6.パソコンは手荷物にいれるのが安心
手荷物検査のときに毎回かばんから出して機械に通さなければなりませんが、スーツケースにいれてしまうと、手荒い扱いや振動によってパソコンが故障してしまう可能性があります。
多少面倒でも、手荷物に入れておくのが良いでしょう。
7.スーツケースにいれて預けてはいけないものもある
中には「必ず手荷物に入れて機内に持ち込まなければならない」というものもあります。例えば予備のリチウム金属電池/リチウムイオン電池はスーツケースには入れられません。
8.海外に持ち込んではいけなもの
土や土のついた植物や種のあるものは持ち出しできません。100円均一でかわいい植物をお土産にはできないということです。「お手製の梅干しを持参しようとしたら止められた」という話もあります。
また、電子タバコは国によって所持も禁止されている場合があります。
「どうしても確認したい」という事がある人は、以下外務省のHPから、該当国の窓口にお問合せください。
※無料委託荷物の範囲は突然変更になることがありますので、必ず各航空会社のWebサイトで確認いただき、あくまで目安としてお考えください。
※ジェットスターやセブパシフィックなどのLCCを利用の場合、航空券を購入時に委託荷物の重さを選び、荷物料金を支払っているかと思います。やはり、購入時の重さを超えると空港で料金が加算されますのでeチケットに記載されている委託荷物の重量を確認しましょう。
※乗り継ぎをされる方は、乗り継ぎ先空港の保安検査で液体物持ち込み制限ルールが適用される場合があります。液体の免税品は、最終乗継空港の免税エリアで購入してください