※以下は2019年1月16日時点の情報です。最新の情報は各所公式機関でご確認ください。
ここ近年アイコスなどの電子タバコを利用する人が増えてきていますが、この電子タバコ、海外に行くときには要注意なアイテムなのです。
マルタ、フィリピン、イギリスは今のところ禁止にはなっていない
2019年1月現在、当社で扱いのあるマルタ、フィリピン、イギリスは電子タバコの持ち込みはＯＫとなっていますが、法律や条例は日々更新されます。渡航の際はまず航空券を買う時に、旅行社などで確認をしてください。
また、「シンガポールで乗り継ぎしてイギリスへ行く」ということはあり得ると思いますが、乗り継ぎでシンガポールに降り立つときも、電子タバコ禁止の法律にひっかかりますので、乗り継ぎで以下の国を経由する際もお気を付けください。
電子タバコ持ち込み禁止の国
以下の国には電子タバコ持ち込み禁止条例がありますので、持ち込みが発覚すると没収され、最悪の場合は逮捕になることもあります。
・シンガポール
・タイ
・台湾
・中国
・タイの場合
外務省のWEBサイトにも注意喚起がありました。
（タイは）電子たばこ（加熱式たばこ）は持ち込み禁止です。こうした検査・摘発はタイ当局の主権・判断に係わる事項ですので，在外公館（在タイ日本国大使館等）が当該人に代わって交渉したり，判断に異議を唱えたりすることはできませんので，あらかじめご了承ください。
以下はタイ国政府観光庁日本事務所 の公式サイトにあった発表です。（2018/06/26版）
日本ではあまり知られていませんが、タイでは電子タバコ禁止条例がタイ商務省から2014年12月27日より発令されています。アイコスをはじめ、加熱式のタバコも含まれます。違反した場合、最高で10年の懲役、または50万バーツの罰金のいずれかが科せられます。
商売目的でなく、個人的に所持・利用していた場合でも罰せられますのでタイへ渡航される場合は十分にご注意ください。
40万〜200万円という高額の罰金、懲役10年などの罰則がありますので、どうぞご注意ください。
・シンガポールの場合
JAL Webサイトの記載です。
なお、電子タバコは、シンガポール国内では所持が禁止されています。いかなる理由があっても絶対にお持ち込みにならないでください。シンガポール国内で所持しているだけで、最高で5,000シンガポールドルの罰金が科されます（初犯の場合）。
また、チューインガム（自身で消費するものも含め）は持ち込み厳禁となっておりますので合わせてご注意ください。
そういえばチューインガムもダメでした。これはかなり見落としそうですよね……。
持参するときは預入でなく、機内手荷物に入れる
電子タバコ持ち込み可能な国に持参するときも、必ず機内手荷物に入れるようにしてください。
・ANAのWEBサイトによる電子タバコ説明より
電子タバコの機内持ち込みについて
・機内持ち込み：可能（自ら使用するものに限る）
・受託手荷物：不可
電子タバコ等（無煙タバコ含む）の火を使わない喫煙器具も他のお客様への快適性を損ねる恐れがあるため、ANAグループでは機内での使用をお断りしています。なお、電子タバコ本体、予備バッテリーを機内で充電することは禁止されています。
・JALのWEBサイトによる電子タバコ説明より
一部の電子タバコには、リチウムイオンバッテリーが内蔵されているため、受託手荷物としてお預けいただくことができません。これらの製品を機内持込み手荷物に入れてお持込みいただくことはできますが、いかなる場合にも機内での使用は禁止されています。専用のキャリーケースをご利用になることをお勧めいたたします。
JALのWEBサイト
モバイルバッテリー・充電器はスーツケースに入れず手荷物で！
電子タバコだけでなく、携帯のモバイルバッテリーやパソコンの充電器にも注意が必要です。電子タバコ同様、スマホのバッテリーは「リチウムイオン電池」によるもの。ちょっとしたことで発火・爆発する恐れがあるものです。
スーツケースにいれてしまい、中で発火したとしたら……。考えただけでも恐ろしいですね。機内でも当然あぶないですが、それでもまだ発見が早く、処置も可能だということなのでしょう。
そもそも機内にも持ち込める容量が限られています。利用する航空会社によって異なりますし、随時ルールも改訂されていますので、どうしても複数の充電器を持っていく必要がある人は、航空券を買う時に必ず航空会社に確認してください。
今後法律の変更もさることながら、様々なタイプのタバコが開発される可能性があります。どれが禁止対象になるかということも注意が必要ですね。
次の旅行はマルタへGO！
