キャッシュカード/クレジットカードの準備

現金の準備はもちろんですが、「クレジットカード・キャッシュカード」は新規で作ると時間がかかりますので、早めに準備をしましょう。

クレジットカード

「私は現金派なの」という方も、海外に行くときばかりはカードがある方が安心です。大金を持ち歩くことは危険ですし、クレジットカードなら盗難にあってもすぐストップすることで被害を最小限にすることができます。また、海外ATMで「キャッシング」をすれば、手数料は多少かかりますが現金を持ち歩かなくてよく、必要な分だけ引き出すことができます。

できれば常に持ち歩く1枚と、もう一枚予備で持っておくとよいでしょう。その場合、VISAとMASTERなど、どこでも使えるブランドがオススメです。アメックスはアメリカのブランドなので、イギリスやマルタでは使えないことが多いためお勧めしません。

出発前に「キャッシング額」「クレジット額」の上限を確認し、必要であれば上限を引き上げておきましょう。万が一病院に行くようなことがあれば、海外旅行保険に入っていても「まずは20万円たてかえてください」と言われることがあります。(キャッシング上限額を0円にしていたり、機能をつけていないケースもよくあります。その場合は海外でキャッシングできませんのでご注意を。

国際キャッシュカード

国際キャッシュカード(海外キャッシュカード、International Cash Card/ATM Card)はお持ちですか?国際キャッシュカードというのは、外国でもとは預金が現地通貨で引き出せるキャッシュカードのことです。日本では、新生銀行やシティバンク銀行などが有名で、カードに「PLUS」か「Cirrus」のマークがついていれば、海外の対応ATMで現地のお金がおろせます

必要な分だけ日本で入金し、入金された金額だけ現地で使えるため、お子さまが留学する時などに利用される方が多いようです。(足りなくなったら日本から追加で入金する)

VISAやマスターなどのクレジットカードでは、海外のCD/ATMでキャッシングによって現地通貨を引き出すことができますが、これはあくまでキャッシング(融資)であるので、返済期日までの利払いが発生してしまいます。

国際キャッシュカードは、利用時に為替手数料は発生しますが、キャッシング利息が発生しないのでお得です。現金よりも為替レートは低いですが、現金を持ち歩くリスクを考えると安心なのでおすすめしています。

おすすめの国際キャッシュカードは、新生銀行。他銀行の国際キャッシュカードでは、基本的にお金を引き出すたびに取扱手数料がかかってしまいますが、新生銀行は手数料が無料です。新生銀行は、口座を作成すると国際キャッシュカードにしてほしいと言わなくても「PLUS」マークが付随しています。

マルタ島のカード事情

バスや小さな売店など使えないところもありますので入国前に現金の用意は必要です。
外貨を換金する場所はあまり多くありませんので、キャッシングがおすすめ。換金所があったとしても、「シエスタ=お昼寝」の文化がありますので、必要な時に換金できない、というリスクがあります。換金が必要な場合はあらかじめ場所と営業時間を確認してから行きましょう。

語学学校では保証金やカフェテリアなどで現金が必要になります。小さな商店では現金のみというところがほとんど。離島では大きなお店がほとんどないので、行く場所にもよりますが、「現金しか使えなかった」ということもあるでしょう。

ヨーロッパのため、アメリカンエクスプレスが使えないことがほとんどです。ビザかマスターを用意してください。

セブ島のカード事情

セブ島では、日本と同じくらいクレジットカードを使える場所は多いです。屋台や規模の小さいお店でなければたいていクレジットカードに対応してくれます。念のために入店時に「Can you take credit card? 」などと確認してみましょう。

ただし、セブ島のお店では、クレジットカードマークのあるお店でも、支払い時に「ミニマム200ペソ」といわれることがあります。これは、クレジット支払い時は最低200ペソ使ってくださいということです。少額の買い物をするスーパーやカフェでは事前に確認しておきたいです。